お客様にとって良い司法書士とは?

アプリーガ司法書士法人の加藤雄一です。司法書士として2000年に開業しています。これまで四半世紀近く司法書士業務を行ってきております。そうした私の経験から、■お客様にとって良い司法書士とは何かを考えてみました。

司法書士という職業は、法的な問題や手続きに関するアドバイスやサポートを提供する専門家です。しかし、単なる法律の専門知識だけでは、本当に良い司法書士では無いと思います。良い司法書士になるには、もっといろんな要素が必要なはずです。お客様にとって、どのような特徴が良い司法書士と感じるのでしょうか?

■誠実性
良い司法書士は、お客様からの信頼を一番に考えます。法的な問題は個人や家族にとって非常に重要で、感情的な要素を含むことが多いです。そのため、良い司法書士は、お客様の立場に立ち、感情に寄り添い、信頼関係を築けるよう誠実に対応します。お客様が安心して相談できる環境を提供し、最善の解決策を見つけるお手伝いを心がけます。

■コミュニケーション力
法律の専門用語や複雑な法的プロセスは、一般の方には理解しにくいことがあります。良い司法書士は、専門用語を極力排し、わかりやすい言葉で説明します。お客様の疑問や不安を真摯に受け止め、分かりやすく説明する能力が重要です。また、お客様もご自身の問題などを筋道立てて丁寧に説明できるものではありません。司法書士には、お客様のつたない説明やこじれた内容を紐解く能力や聞き出す能力、理解する能力なども必要です。それらを総じてコミュニケーション力と言えると思います。

■柔軟性
法的な問題は一般的なケースばかりではありません。良い司法書士は、お客様の状況に合わせて柔軟に対応し、最適な解決策を提案します。お客様のニーズに合わせたカスタマイズされたサービスを提供することが大切です。

■専門知識の追求
法律は刻々と変化し、複雑化しています。また、最近では国庫帰属制度など、新しい手続なども登場してきます。良い司法書士は常に学び続け、最新の法律情報を把握しています。お客様のために最適なアドバイスを提供するために、アンテナを広く張ってお客様の問題を手続によって解決できるように専門知識を追求していきます。

■スピード対応
司法書士の仕事というのは、お客様のニーズと依頼があって成立します。お客様の目標や要望を理解し、それを実現するために最善の手続きを行います。そこに時間をかけるというのは、司法書士側の論理でしかありません。お客様の幸せや成功を応援し、そのお手伝いをすることが司法書士の役割です。司法書士側にボールが投げられたら、すぐに処理して投げ返すというのが大切だと考えます。多少コントロールが悪くても投げ返さないと仕事がそもそも始まりません。

お客様にとって、良い司法書士とはなんでしょうか?お客様それぞれにあるかと思います。私が考える良い司法書士に私自身がなっているかと言われれば、まだまだ道半ばかと思います。私ができなくても、アプリーガ司法書士法人の他の司法書士と一緒に、スタッフと一緒に良い司法書士になれるよう、日々の業務にあたっていきたいと考えています。
どんな法的な課題でも、良い司法書士に相談することで、問題解決への第一歩を踏み出せるでしょう。信頼できる良い司法書士を見つけ、一緒に未来を築いていきましょう。